【FIRE達成の牽引役】私の「稼ぐ力」(サラリーマン時代)

その他

50歳で早期退職し自由人になった「ゆるっとFIRE50」です。

私が50歳にして1億円以上の資産を築くことができ、FIRE(Financial Independence, Retire Early)を達成できた最大の要因は「稼ぐ力」があったということは間違いありません。

もちろん人気YouTuberの両学長の提唱される5つの力のうち「①貯める力」がゆるゆるなら、いくら「②稼ぐ力」があったとしてもFIREすることは難しいでしょう。

私の場合も別の記事で紹介したとおり

  • 社宅・社有寮という福利厚生を最大活用して住居費を下げる(基本的にマイホームは購入しない)
  • 車など大きな買い物に見栄を張らない(中古、型落ち、標準機種で十分、長く使う)

のポリシーに則り、「貯める力(無駄遣いをしない)」を発揮し、蓄財のスピードを加速させたました。

とはいえ、基本はやはり「稼ぐ力」です。今回は蓄財の牽引役になった「稼ぐ力」について私のケースを簡単にご紹介します。

給与所得のみによる圧倒的なインカムリッチ

サラリーマンの「稼ぐ力」は

  • 「給与所得(賞与含む)」
  • 「副業所得」

に大きく分けることができると思います。

私の場合「副業所得」はゼロでしたので、単純に給与収入が一般サラリーマンよりもかなり高かった、インカムリッチだったということになります。(年収としては月給以外にもボーナスを結構貰っていました)

さらに30代のまだ組合員だった頃、業務量が異常に多い時期が数年間続き、今のご時世では考えられない金額の残業代がそのまますべて貯蓄に回っていたのもかなり大きな影響を与えていました。(今あんなに残業させていたら大変なことになりますね(笑))

具体的な私の年間給与(賞与・残業代含む、額面)は、おおよそ30歳800万円 → 40歳1500万 → 50歳2500万円とサラリーマン平均を大きく上回っていました。

<考察>なぜ私が高収入を得ることができたのか?

サラリーマン時代、我ながら恐ろしいほど順調に高収入を得ることができたなあと感じています。

そこで入社時から振り返り、なぜ私が高収入を得ることができたのか、再現性があるかどうかは別としてその要因を考察してみました。

業界

社会人としてどの業界で働くかというのは、ある意味その人の運命を決めるとも言えます。

収入の面でもやはり成長している業界、または規制産業など安定的に利益が確保されている業界は高収入を得られる可能性はその他の業界と比べると高いと思います(私の場合は後者)。

業界そのものが右肩下がりであったり、浮き沈みが激しかったりすると、個人が同じ努力をしても給与としての十分なリターンは期待できない可能性が高まります。

会社

業界の中でトップ企業、No.1企業が望ましいでしょう(少なくとも3位以内)。

私見ですが、業界上位の企業は一般的に年収面で以下のようなメリットがあると思います。

  • M&Aされる可能性が低く、社内キャリア形成が容易
  • 顧客に対して看板効果が高く大きな仕事・大きな成果を実現できる
  • 仕事の緊張感・達成感が大きいため仕事に集中できる
  • 優秀な人が多く採用されており、社内で良い刺激をもらえる
  • (直接収入とは関係ありませんが福利厚生が充実している点もメリットです)

さらに企業を選ぶ場合にはグローバル化が進んでいるかどうかも一つの切り口だと思います。

  • 社内でのキャリア形成の幅が広がる
  • 評価体系・給与体系も透明性が高く、昇格・昇進を目指しやすい

などのメリットも期待できます。

職種

同じ会社でも“花形”と言われる部門や職種はあるはずです。私のいた会社では「営業」でした。

ちなみに私自身も28年間営業もしくはそれに関連した部門で働いていました。

私がいた会社において営業部門に所属していると高収入になりやすい理由は以下の通りでした。

  • 会社の売り上げを作る部門であると同時に業績が数字で分かるので、とりあえず好業績のときは部門として評価が高くなる
  • 個人においても個々の任される業務範囲がはっきりしているため、ボーナスや昇進・昇格のアピールがしやすい
  • 組織も大きく管理職のポジションが多いため、早く昇進する可能性が高い

昇格・昇進

私自身は社長になりたいなどと上昇志向が強いタイプでも、難題に自ら手を挙げるタイプでもなかったので、皆さんに“こうした昇格・昇進できる”と言える教訓は持ち合わせていません。

また、英語はTOEIC800点程度で会話についてもビジネスで実際に使うのはギリギリのレベルでしたし、MBAも持っていませんので特別スキル・資格で社内を勝ち抜いてきたわけでもありません。

また個人的な経験として、昇格・昇進については個人の努力だけでなく(それ以上に?)、「時・タイミング」「人のめぐり合わせ」「社内外の環境」の“3つの運”が大きく影響すると感じています。(ただこれらは自分自身ではなかなかコントロールできないですよね)

ではどうして私が超順調に昇格・昇進できたのか、そのカギは「信頼残高」だったのではと感じています。私自身が日頃気を付けていたことは謙虚さロジカルさ専門性の高さが信頼残高に繋がる」という考え方です。具体的には・・・

  • なぜ?どうして?の気持ちを忘れない(色々なことに興味を持つ、自分の専門分野は誰にも負けない)
  • 伝えたいこと・言いたいことがある時は一度相手の立場になってどう感じるか考える
  • 相手の質問には正しく回答する(結論ファーストで、正直に、背景は正確に的確に)
  • 昇進しても偉くなったのではなく、あくまでも役割を任されているだけと肝に銘じる

大したことでもないのに偉そうに書きました(汗)。まあ独り言だと思ってご容赦ください。

以上のように今回は私の事例をもとに「稼ぐ力」を高める要素について考えてみました。

FIREを目指す方が知りたいと思われる「副業」「転職」「資格・スキルアップ」みたいなことは一切出てこなかったのであまり参考にならなかったかもしれませんが、何か一つでも高収入サラリーマンへのヒントになれば幸いです。

ではまた!

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