【51歳で取得】日商簿記検定3級合格のコツ

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こんにちは、50歳で早期退職し自由人になった「ゆるっとFIRE50」です。

今回は退職後に取得した日商簿記検定3級の勉強法や合格のコツなどについてご紹介します。

なぜ簿記を勉強しようと思ったのか?

会社勤めしている時から“会計”に苦手意識があり、いつかはしっかり勉強しようと思っていましたがビジネス本をざっと読むレベルでお茶を濁していました。

また実際に仕訳などの作業をしたこともないので正直なところ簿記とは何なのかも分かっていませんでした。

退職後時間の余裕が出た時に、両学長のYouTubeリベ大で簿記を学習する重要性について解説していたのを見て、今からでも常識程度のことを身に付けるのは遅くないと考え、勉強することを決心しました。

第130回【最高の基礎教材】本気でお金持ちになりたいなら簿記とFPを学ぶべき5つの理由【お金の勉強 初級編】

日商簿記検定3級を目指してクレアールに申し込んだ

単に勉強すると決めるだけでは後回しにしてしまうリスクもあるので、資格としての日商簿記検定3級を受験して合格することを目標に定めました(2020年11月受験を想定)。

ちなみに3級の合格率は4~5割と言われていますが、受験料が3000円程度と安く試験回数もそれほど限られていないことから当日キャンセルの人やあまり勉強しないでとりあえず受験する人もいるらしいので、普通に勉強すれば7,8割は受かる試験と言われています。

勉強方法については独学も考えましたが、両学長が「簿記だけは我流で覚えると後々困ることもあるのでスクールに入ったほうがよい」とアドバイスしていたので、お勧めとして取り上げられていた「クレアール」のe-ラーニングに申し込むことにしました。

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スマホやパソコンを使ってオンラインで受講できる簿記検定の通信講座です。日商簿記1級・2級・3級に対応。好きな場所で学習できるのでスキマ時間を活用できます。電話で質問できる業界最高のサポート体制や受講保証制度など、万全な体制であなたを合格へ導きます。

私が申し込んだのは「3級パックWeb通信(オプションなし)」です。実際に受講してみて、前評判どおりコスパもよく(キャンペーン価格だと1万円前後)、要点に絞って分かりやすく教えてくれました。

山田先生の解説動画は再生速度も上げられるので視聴するだけだったら頑張れば1か月くらいで見終わると思います。

想定外のネット試験に焦る!

もともと3級試験はペーパー形式で年に3回(6月、11月、2月)試験日があるのですが、コロナ禍で受験者が増えたうえに会場のキャパなどの理由で申し込み開始後すぐに満員になる事態が発生しました。(私も2020年11月に受験しようと思っていましたが満員で予約できず)

しかしこの事態を解消するために2020年12月から「ネット試験」なるものが始まったのです!

次回のペーパー試験の予約ができる保証もないので、思い切ってネット試験で受験することに作戦変更しました。

ネット試験といっても自宅のPCで受験するわけではなく、指定の会場(東京だけでも20か所くらいある)の備え付けのPCを使って受験するスタイル。

しかし会場の空きさえあればほぼ毎日好きな時間に受験でき、最短で3日後の予約も取れるという画期的な制度です。

日商簿記 | CBT-Solutions CBT/PBT試験 受験者ポータルサイト

ただ良いことだけはありません・・・

従来のペーパー試験は5題120分となっていたのにネット試験は3題60分と変更になりました。(2021年度からはペーパー試験も3題60分に統一されたみたいですね)

折角過去問をやっていたのに問題の傾向も時間配分も参考になりません。各スクールが無料で公開している予想ネット試験を試しにやってみたら見直す時間がないくらいカツカツでピンチ!これには慌てましたが、どうにか模擬試験をいくつかこなして気持ちを落ち着けました。

(11月のペーパー試験のつもりで学習スケジュールを組んでいたのに年明けに受験日がずれたため、もう一度勉強のピークを持ってくるのも面倒でした)

私からのアドバイス(3級合格のコツ? )

結果としては、ネット試験は無事「95点」で合格しました!(試験後その場で採点結果が分かるのは斬新!)

もちろん100点を目指していましたが、過去問や模擬試験では全く取り上げられたことのないようなタイプの問題があって少し焦りました。恐らくそこで5点分ミスったのだと思います。

とはいえ一合格者としてこれから受験される方へアドバイスできることがあるとすれば以下の点かと思います。(あくまでも2021年2月のネット試験を受験して感じたことです)

  • まず鉄則は過去問、模擬試験の回数をこなすこと
  • ネット試験は慣れないマウスを使ったり、数字をキーボードに打ち込んだりしないといけないのと、「問題用紙」というものがなく問題が画面にしかないので電卓で手計算したものと画面を見比べたりするのに予想以上に手間がかかるので焦らないこと。
  • 70点取れば合格なので時間不足で大きな失点をしないように「第3問」を先に回答する。(独立した小問題がたくさん並んでいる第1問や第2問前半は最後に)
  • ノートや携帯のメモ帳に忘れやすいことをまとめておいて試験当日の会場に着く前にそこだけ確認する

参考までに私が実際にメモに記入しておいたことをご紹介します。

あくまでも私の苦手な箇所ですが、もしかしたら皆さんの盲点であるかもしれませんね。

  • 仕入の際の自己負担運送費は仕入勘定
  • 仕入の際の先方負担運送費は買掛金勘定を崩す
  • 固定資産の取得時の費用も固定資産に含める
  • 商品有高帳 払出欄には仕入単価で記載
  • 損益計算書 繰越利益剰余金ではなく当期純利益にする
  • 未収などは期首に再振替(期末の逆)
  • 繰越商品(前期、次期)をそのまま仕入に→しくりくりし
  • 精算表に売上原価の行があったら→うり・くり/うり・し/くり・うりげん
  • 未払、前払、前受、未収 は貸借対照表に
  • 分記法 売上げたら 貸方に 商品と売買益
  • 会計年度の期間を見る 4-3 or 1-12
  • 毎年払っている保険料に注意(12ヶ月で割るのではないケース)
  • 貸倒引当金がある場合、貸倒損失は貸し倒れた分から引当金を引いた金額(前期分はまず引当金を充当し不足すれば貸倒損失、当期分は引当金の有無によらず貸倒損失)

今回は簿記検定3級の試験について実体験を中心にご紹介しました。

今のところ簿記の知識が何かに大きく役立ったという場面はありませんが、まず単純に簿記用語が出てきても怖くなくなったのは間違いありません。(簿記アレルギー解消?)

さらにはニュースで「貸倒のリスクが減ったので引当金を減額した結果、利益が出たように見える」など説明してあってもすぐ理解できるようになりました。

今後もし個人事業主としてビジネスを始めれば実務として簿記を行わないといけないようになると思いますので、その時に一からやり直すことのないよう時々はテキストなどを見直してみようかなと思っています。

ではまた!

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