こんにちは、50歳で早期退職し自由人になった「ゆるっとFIRE50」です。
今回は日本株・米国株以外の金融商品を少しずつ購入してみたことについて簡単にご紹介します。
FIREを目指す方も、FIREを達成した方も自身のポートフォリオをどのようにするかは悩むところかと思います。
皆さんが検討される時の参考になれば幸いです。
やはり株だけだとまずいよな・・・
これまで別記事にて紹介したとおり、私の場合、退職前は「国内個別株」だけだったところに、退職後にiDeCoで「全米株式インデックス投信」、つみたてNISAで「全世界株式インデックス投信」を始めました。
それに加えて国内外の「高配当株・ETF」を購入し、「米国個別株」も始めることになりました。
しかし、お気付きのとおり(自分でも分かっていたのですが)、すべて日本と米国の株関連のアセットです。投資の基本である「長期・分散」の「分散」が全くされていません。
ネットなどにおいて投資専門家からは
- 債券、不動産(REIT含む)も混ぜたほうがよい
- コモディティも多少入れたほうがよい
- 米国や日本に偏りすぎには注意が必要
- 通貨分散もしておいたほうがよい
- 歳を取ったら安全資産のウェイトを高めたほうがよい
などたくさんのアドバイスをくれます。
私の基本路線は、早期退職し労働収入がないのでリスク回避のためにキャッシュを厚め(40~50%)に持つことです。
では残りの50~60%は何をどの割合で配分するか悩みました・・・
目的としても、リターンをある程度期待するのか、株の暴落の影響を小さくするためなのか。
過去のリターンや、各アセット間の相関係数などを見たりしました。
(分散といっても何とも奇妙な“バランス型投信”のようなものを買う気にはなれませんでした)
結論は出ませんでしたので、気になるものから少しずつ株以外のアセットを買ってみるところから始めることにしました。(両学長リベ大や高橋ダン氏のYouTubeを参考にしました)
これまでに購入した商品と現時点での評価損益
以下がこれまでに購入した商品です。(評価損益は2021年9月末時点、円換算)
クラス | 銘柄 | ティッカー | 経費率 | 評価損益 | 過去12か月 分配金利回り | 備考 |
米国債券 | iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF | TLT | 0.15% | – 0.2% | 約1.5% | |
米国REIT | iシェアーズ 米国不動産 ETF | IYR | 0.41% | +44.4% | 約1.8% | |
新興国株式 | iシェアーズ MSCI インドネシア ETF | EIDO | 0.59% | – 2.3% | 約1.2% | 米ドル建て |
新興国株式 | トラッカー・ファンド・オブ・ホンコン | 2800 | 0.10% | – 15.6% | 約2.9% | 香港ドル建て |
コモディティ | iシェアーズ ゴールド・トラスト | IAU | 0.25% | – 0.0% | ー | |
コモディティ | SPDR ゴールド・ミニシェアーズ・トラスト | GLDM | 0.18% | – 0.2% | ー | |
コモディティ | iシェアーズ シルバー・トラスト | SLV | 0.50% | – 8.6% | ー | |
コモディティ | 純プラチナ上場信託 | 1541 | 0.59% | – 19.4% | ー | 円建て |
9月末時点ではトータル損益はプラス140万円。ただプラスなのはIYRだけという状況です。
まあIYR以外は米国株式や米ドルと相関性の低いものや逆のものが中心になっているので当たり前かもしれません。
ちなみにコモディティ関連として「インベスコDBアグリカルチャー・ファンド(DBA)」も購入しましたが15%上がった時点で売却しました。
また「ヴァンエック ベクトル ベトナムETF(VNM)」の購入も検討しましたが、楽天やSBIで買えないので諦めました。買っていればプラスになっていたので残念です。
今後の株式以外のアセットに関する方針
現在保有している上記の商品については値動きをウォッチするためにも長期保有する予定です。
しかし実際にいくつもの商品を購入してみて感じたのは、分散投資のためにあまりにも多くの商品を持つことは初級レベルの投資家である私にとっては何をしているのか分からなくなってしまい混乱のもとになるのではということです。
退職後ということで“取り崩し”を前提とする資産管理になることを考えると、大まかには
- キャッシュ厚めのポートフォリオにする(40%)
- 確実なキャッシュフローを国内外の高配当株から得る(為替影響あり)(30%)
- キャピタルゲインは基本的に米国株式に期待する(為替影響あり)(15~20%)
- 上の2つが弱くなった場合に一時的に取り崩す別枠として米国株式・米ドルとなるべく逆に動くようなアセットを持つ(10~15%)
の戦略がよいのではというのが現時点での私の結論です。
それでは4つ目の「米国株式・米ドルとなるべく逆に動くアセット」はどうするのかです。
これについては「金ETF」がよいのではと考えて少しずつ買い増しています。(なぜ金ETFを選んだかについては別記事にてご紹介します)
昨今、FIREを目指す段階での戦略については色々なところで取り上げられるようになってきましたが、退職後のポートフォリオ≒出口戦略についてはまだまだ実例紹介など少ないと思います。
皆さんも是非ご意見いただければ幸いです。
ではまた!
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